【登録販売者が解説】ウナコーワ&ムヒの虫刺され薬おすすめランキング|効果の強さで選ぶ夏の必需品

【保存版】虫刺され薬の選び方と症状別おすすめ|ドラッグストア店長がやさしく解説
要点サマリー
・「かゆみ中心」→ 抗ヒスタミン+清涼成分(まずは非ステロイド)
・「腫れ/炎症がつよい」→ ステロイド配合外用(短期集中)
・「痛み/ブヨ・アブなど強い反応」→ 冷却+ステロイド系を検討、ひどい時は受診
・お子さま/顔まわり/デリケート部位→ ベビー向け・低刺激タイプを選択
※本記事は一般的な情報提供です。症状が強い/広範囲/長引く、刺された虫が不明、アレルギー体質・持病・妊娠授乳中などは医師・薬剤師にご相談ください。
この記事の目次
選び方 早見表
症状 | 合う成分/剤形 | 代表的な製品例 | 眠気 | 使用のコツ |
---|---|---|---|---|
かゆみが強い | 抗ヒスタミン+局所麻酔+清涼成分 | ウナコーワクール/ウナコーワエース 等 | なし | 広げすぎず「点」で塗布 |
赤み・腫れ | ステロイド配合(PVAなど) | ムヒアルファEX 等 | なし | 短期集中(説明書の用法用量厳守) |
痛み/熱感 | 冷却・局所麻酔・清涼成分 | ウナ/ムヒのクール系 | なし | まずは冷やす→患部を触りすぎない |
お子さま/敏感肌 | 低刺激・非ステロイド/パッチ | ムヒベビー、ムヒパッチ 等 | なし | 掻破予防にパッチ併用が有効 |
注意:ブヨ・アブ・ハチなどで腫れ/痛みが強い、気分不快、息苦しさなどがある場合は、ためらわず医療機関へ。
症状別の選び方とおすすめ
① かゆみ中心(蚊など)
まずは非ステロイド:抗ヒスタミン(ジフェンヒドラミンなど)+局所麻酔+清涼成分のタイプは、素早くかゆみをしずめ、日常使いに向きます。
おすすめの使い方:こすらず「点置き→やさしく広げる」。掻き壊し予防にパッチ併用も◎。
- ウナコーワクール/エース(ローション/液体)
スッとした清涼感。液体で広がりすぎないよう少量ずつ。 - ムヒS/クール系(液体)
なじみやすく、携帯しやすい定番。
② 赤み・腫れ・炎症が強い(ブヨ・ダニ等の反応)
腫れや炎症が目立つ場合は、ステロイド配合外用(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル=PVAなど)を短期で使うと収まりが早いことがあります。
ポイント:用法用量を守り、長期連用は避ける。顔・デリケート部位は薬剤師に相談。
- ムヒアルファEX(PVA+かゆみ成分)
腫れ・赤みに。患部に薄く、1日数回まで。 - ベビー/敏感肌向けは非ステロイドを優先し、必要時のみ薬剤師に相談の上で。
③ 痛み・熱感がつよい(アブ/ムカデ/ハチなど含む)
まずは冷却。症状が強い/全身症状(吐き気・息苦しさ・めまい等)があれば救急受診を。
局所の痛みには、清涼成分+局所麻酔の外用を併用。
- クール系外用:清涼でつらさを軽減
- 応急グッズ:保冷材/瞬間冷却、吸引器(ポイズンリムーバー)※使い方要確認
④ お子さま・敏感肌・顔まわり
低刺激/非ステロイドを基本に。掻き壊し防止にパッチ(シール)も便利。
顔まわり・まぶた・口唇などは自己判断で強い薬を使わず、薬剤師/医師へ。
- ムヒベビー/ムヒパッチ:やさしい成分設計。貼ってガード。
- ローション/ゲル:広げやすく摩擦が少ない剤形を選ぶ。
シーン別:あると安心の対策セット
屋外レジャー:虫よけ(ディート/イカリジン)+かゆみ止め+瞬間冷却+パッチ
自宅:布団・カーペット対策(ダニ対策スプレー)+常備のかゆみ止め
通勤/通学:ミニサイズの液体かゆみ止め+絆創膏
よくある質問(FAQ)
Q. ステロイドは怖い?どれくらいでやめるべき?
A. 説明書どおり短期集中で使えば有用です。しっかり塗って早めに切り上げるのが基本。顔やデリケート部位、長引く場合は受診を。
Q. 子どもにはどれを選べばいい?
A. まずは非ステロイド・低刺激を。掻き壊し防止にパッチが便利。年齢制限や用法は製品ごとに必ず確認してください。
Q. 刺された直後はどうすればいい?
A. 触りすぎず、まずは洗浄・冷却。その上で症状に合う外用を。ブヨ・ハチ等で強い腫れや全身症状があれば受診。
まとめ|迷ったらこの順で選べばOK
- かゆみ中心 → 非ステロイド(抗ヒスタミン+清涼)
- 赤み・腫れが強い → ステロイド配合を短期集中
- 痛み/強い反応 → 冷却+必要時は医療機関
- お子さま/顔 → 低刺激・パッチ併用、無理せず相談
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夏になると、蚊やダニ、ブヨなどに刺されてかゆみや赤みに悩まされることが増えますよね。そんなときに活躍するのが「虫刺され薬」。この記事では、登録販売者の視点から、ドラッグストアで買える人気のウナコーワ&ムヒシリーズの虫刺され薬を、効果の強さでランキング形式にまとめてご紹介します。
さらに、剤形(液・クリーム・パッチ)やステロイド・かゆみ止め成分についてもわかりやすく解説。家族で使える商品もあるので、用途に合った一品がきっと見つかります。
ムヒシリーズの商品一覧

池田模範堂が販売する「ムヒシリーズ」は、症状の強さや年齢に応じた豊富なラインナップが魅力。家庭の常備薬として高い人気を誇ります。
- 液体ムヒアルファEX
- ムヒアルファEX(クリーム)
- 液体ムヒS2a
- ムヒS(クリーム)
- 液体ムヒベビー
- ムヒ・ベビーb
- ムヒパッチA
ウナコーワシリーズの商品一覧

興和が提供する「ウナコーワシリーズ」は、スーッとした使用感と使いやすさが特長。夏場の虫刺され薬として世代を問わず親しまれています。
- ウナコーワエースプレミアムL
- ウナコーワエースL
- ウナコーワクールα
- ウナコーワクールジェル
- ウナコーワクールパンチ
剤形(液体・クリーム・パッチ)の選び方

虫刺され薬にはさまざまな剤形があり、使うシーンや症状に応じて使い分けることが大切です。
- 液体タイプ:速乾性に優れ、スーッとした使用感。炎症が広範囲にあるときや、べたつきを避けたい方におすすめ。
- クリームタイプ:保湿性があり、乾燥しやすい肌に◎。薬剤がしっかりとどまるので、かゆみや湿疹が強いときにも。
- パッチタイプ:貼るだけでかきむしり防止にも効果的。お子様にも使いやすく、寝ている間の使用にも便利。

使いやすさや患部の状態に合わせて、最適な剤形を選びましょう。
効果の強さで選ぶ!虫刺され薬ランキング
ここでは、「効果の強さ」を基準にしたランキングを紹介します。同じ薬効成分を持つものは同率とし、より使いやすさや対象年齢なども加味して順位づけしています。
🥇 第1位(同率):液体ムヒアルファEX
毒虫にも対応。強力な抗炎症作用をもつプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル配合で、即効性に優れます。
剤形:液体 / 対象年齢:7歳以上
ステロイド強さ:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
🥇 第1位(同率):ウナコーワエースプレミアムL
同成分を配合し、スポンジヘッド付きで手を汚さず塗れるのが特長。強力な炎症・かゆみ止め効果を発揮。
剤形:液体 / 対象年齢:12歳以上
ステロイド強さ:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
🥈 第2位(同率):ムヒアルファEX(クリーム)
クリームタイプで保湿力があり、乾燥肌の方にもおすすめ。虫刺され以外にも湿疹やあせもにも対応。
剤形:クリーム / 対象年齢:7歳以上
ステロイド強さ:★★★★★
おすすめ度:★★★★☆
🥈 第2位(同率):ウナコーワエースL
通常タイプのウナコーワエース。強さと使いやすさのバランスが取れた一品です。
剤形:液体 / 対象年齢:12歳以上
ステロイド強さ:★★★★☆
おすすめ度:★★★★☆
🥉 第3位:液体ムヒS2a
デキサメタゾン酢酸エステル配合で、マイルドな抗炎症効果。スーッとした清涼感で根強い人気。
剤形:液体 / 対象年齢:7歳以上
ステロイド強さ:★★★☆☆
おすすめ度:★★★★☆
🏅 第4位:新ウナコーワクール
非ステロイドながら、ジフェンヒドラミン+l-メントール配合。軽度のかゆみや炎症に適しています。
剤形:液体 / 対象年齢:12歳以上
ステロイド強さ:☆☆☆☆☆
おすすめ度:★★★☆☆
🎖 第5位:ムヒS(クリーム)
低刺激性・非ステロイドで、敏感肌や子どもにも安心。保湿性もあり肌にやさしい処方です。
剤形:クリーム / 対象年齢:生後3ヶ月以上
ステロイド強さ:☆☆☆☆☆
おすすめ度:★★★☆☆
ステロイド・かゆみ止め・メントールの解説
●ステロイド:
虫刺されの腫れ・赤み・かゆみに炎症を抑える即効性があり、強い症状に有効。代表的な成分は「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」「デキサメタゾン酢酸エステル」。
CHECK:顔や長期使用は避け、用法容量を守ること。
●かゆみ止め成分:
「ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン)」や「リドカイン(局所麻酔)」などが代表的。かゆみ神経をブロックし、不快感を和らげます。
●メントール:
清涼感を与えて一時的にかゆみを感じにくくする成分。即効感を求める人に人気。
まとめ

虫刺され薬は、かゆみの強さや使用する人の年齢、肌質などに応じて使い分けることが大切です。
・強い炎症には「ステロイド入り」
・軽い症状や子供には「非ステロイド」
・かゆみ止めや清涼感も選ぶ基準にしましょう。

ぜひご家庭にあった一本を見つけて、快適な夏をお過ごしください!