冬の肩こりは“冷え”が原因？ 血流と筋肉から考える温活ケア

冬になると、肩こりがひどくなる――そんな経験はありませんか？ 実はそれ、ただの疲れではなく「冷えによる血流の滞り」が関係しています。 肩が冷えると筋肉が緊張し、血液の流れが悪くなり、老廃物がたまりやすくなります。 この記事では、冷えで悪化する肩こりの原因と、その改善に役立つ温活ケアを紹介します。

1. 冬に肩こりが悪化するのはなぜ？

気温が下がると、体は体温を逃がさないように血管を収縮させます。 その結果、筋肉に十分な血液が届かず、酸素不足になりやすくなるのです。 酸素が不足した筋肉は硬くなり、肩こりやだるさの原因になります。

• 寒さによる筋肉の収縮：体が冷えると肩周りの筋肉が縮こまりやすい。
• 血流低下：血管が細くなり、酸素と栄養が届きにくくなる。
• 自律神経の乱れ：寒暖差やストレスで交感神経が優位になり、筋緊張を強める。

これらの要因が重なると、冬の肩こりは「温めてもすぐ戻る」慢性タイプに変わっていきます。 つまり、根本的な改善には血流と体温の両方を整える温活が不可欠なのです。

2. 冷えと肩こりの関係を知る

肩こりは、血行不良・筋肉の硬直・代謝の低下という「冷えの三重苦」によって悪化します。 特に女性は男性よりも筋肉量が少ないため、熱を作りにくく冷えやすい傾向があります。

冷え型の肩こりチェック

• 肩が冷たく感じることが多い
• 手足も一緒に冷える
• お風呂で温まると楽になる
• 気温の変化で首や肩が重くなる

このようなタイプの肩こりは、痛み止めや湿布だけでは改善しにくく、 体を「温めて血流を戻す」ことが最も効果的です。

3. 温活で肩こりを和らげる３ステップ

① 温める（外から）

まずは肩・首・背中をしっかり温めること。 蒸気や温熱で筋肉をやわらげ、血管を広げて酸素を届けやすくします。

• あずきのチカラ 首肩用：電子レンジで温めて繰り返し使える天然蒸気パッド。約30分じんわり温まる。
• めぐリズム 蒸気の温熱シート：仕事中でも貼れる使い捨てタイプ。約8時間持続し、自律神経も整えやすい。

② ゆるめる（中から）

温めたあとに軽いストレッチや肩甲骨の動きを加えると、筋肉が柔軟になり血流がさらに促進されます。

• 肩をすくめて下ろす×5回
• 両肘を後ろに引いて胸を開く×5回
• 首を前後左右にゆっくり倒す（反動をつけない）

特に「温め→動かす」の順序を守ると、凝り固まった筋肉がリセットされやすくなります。

③ 巡らせる（全身から）

全身の血流を整えるには、入浴・睡眠・食事も重要です。

• 入浴：38〜40℃のぬるめの湯で15分。BARTHなどの重炭酸入浴剤を使うと温まりが持続。
• 睡眠：首元を冷やさないようにし、加湿器で空気の乾燥を防ぐ。
• 食事：ショウガ、にんじん、ねぎなどの温性食材で内側から代謝アップ。

4. ドラッグストアで揃う温活アイテム

冷えが原因の肩こりには、外側と内側の両方からアプローチできるアイテムを組み合わせるのがおすすめです。

① めぐリズム 蒸気の温熱シート

40℃前後の蒸気で首や肩を包み込み、血行をサポート。香り付き・無香料の2タイプがあり、仕事や就寝前のケアにも最適です。

② あずきのチカラ 首肩用

天然あずきの蒸気がじんわりと深部まで届き、筋肉をやさしく緩めます。繰り返し使えるためコスパも高く、冬の定番アイテムです。

③ BARTH 中性重炭酸入浴剤

重炭酸イオンが血流を促し、ぬるめのお湯でも深部まで温まります。肩こりだけでなく冷え性・疲労にもおすすめの入浴剤です。

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④ ピップエレキバンMAX200

磁気の力で血流を改善し、温めた後の状態を維持します。温熱＋磁気の併用で、肩こりの再発を防ぎやすくなります。

⑤ 葛根湯エキス顆粒

体を内側から温め、血行を促す漢方薬。寒気や首肩のこわばりを感じるときに使われます（体質に合わない場合は薬剤師へ相談を）。

5. 冷えを防ぐ生活習慣

• 首・肩・足首の「三首」を冷やさない
• カフェインの摂りすぎを避ける（血管収縮作用）
• 就寝前はスマホを控え、リラックスして入眠
• 朝起きたら白湯を1杯飲んで体を温める

冷え対策は、一度きりではなく「習慣化」が大切です。 続けることで少しずつ血流が整い、肩こりの重さが軽くなっていくのを感じるはずです。

6. まとめ｜冷えを断つことで肩こりは根本から軽くなる

冬の肩こりは、冷えによる血流の滞りと筋肉の硬直が主な原因です。 温める → ゆるめる → 巡らせるの3ステップを意識すれば、 その日の疲れを翌日に持ち越さず、軽やかな肩を取り戻せます。

もし、温めても改善しない・しびれを伴う場合は、整形外科や内科の受診をおすすめします。 体の冷えは放置すると慢性化しやすいため、早めのケアが大切です。

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Ｒyo

ドラッグストア店長　登録販売者

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